今、議員として動いているひとつに、住民さん向けに議員議会活動についてのアンケート調査をおこなうことをすすめています。コロナ禍でシンポジウムや報告会ができないので、こういった紙での声をお聞きするということも大切かと思い。また、2年後に迫っている次期選挙に立候補者がなんとかたくさん出て欲しいという意味でも動いています。
「地方議員のなり手不足」です。この問題はあらためて論じてみたいと思っていますが。
議会がするアンケートは事例はたくさんあり、それらを参考にベーシックなものとしてつくってみました。同じ項目だと比較参照もしやすいので。なので、まあ項目はよくあるものです。wordでつくってリソグラフで、ということだったのですが、けっこうそれも二つ折りとか手間なので、であればいっそ印刷でいいじゃんということで、カラーで作り直しました。
下記は分析プロセスです。多くの議会アンケートは単純集計か、してもクロス集計までですが、まあどこまでやれるかわかりませんが、分析はいじってみようと思っています。学生がアンケートするときには、「分析方法と得られる結果まで出しておかねば設計してはいかん」と口をすっぱくして言っていたので、自身もまとめてみました。うーん、得られる結果がちょっと甘いですねえ。研究であるならば、もっと仮説を鋭くしないと、「やってみた」アンケートになっちゃうな。。。本来は議会事務局業務か外注か?ですが、自前でします。どこか議会さんで同様アンケートしたいかた、受託しますけど。
議会アンケートの入力分析プロセス
2021/05/24 近藤
1アンケート票回収後:7月末あたり
1.1回収したアンケートにナンバリングをおこなう(アンケート票の表右上あたり)
1.2適当な数で入力担当に振り分ける
1.3「回収率」のおおまかな把握と発表facebookか
2アンケート票入力:7月末~8月中旬
2.1ナンバリングに応じたExcelの行にアンケートデータを入力する
2.2「複数回答可」項目については、該当箇所に「1」を入れる
2.3「その他」「自由記述」については、そのまま文章を入れる。判読しずらい場合はそのまま注記(読みにくい等)しておく。
3データ解析Ⅰ/単純集計+クロス集計:8月中旬~9月中旬
3.1設問別単純集計+グラフ化+考察
3.2「自由記述」欄の解析/カテゴライズ化/日本文自動解析によるもの
3.3属性別クロス集計①「男女」×各設問 >差異があったものをとりあげる
3.4属性別クロス集計②「年代」×各設問 ※年代はまとめるものもあり >差異があったもの
3.5属性別クロス集計③「地域」×各設問 >差異があったものをとりあげる
3.6属性別クロス集計④「主な職業」×各設問 >差異があったものをとりあげる
4データ解析Ⅱ/相関集計:9月中旬~10月中旬
4.1項目別クロス集計①「議会関心度」×「議員評価」「議員期待」「政策課題」「議会構成」
4.2項目別クロス集計②「議会だより度」×「議員期待」「政策課題」
4.3項目別クロス集計③「既知議員人数」×「議員伝達方法」「議員期待」「政策課題」
5データ解析Ⅲ/多変量解析:10月中旬~11月
5.1あらかた傾向が見えてきたら、そのなかで相関がありそうな項目をピックアップしてクロス集計を検討する。場合によっては三重クロスかクラスター解析も必要か。可能ならば、積極的動的関心グループ、消極的動的関心グループ、積極的静的関心グループ、消極的静的関心グループ、などにクラスター化した上で、それぞれのグループと各項目とのクロス集計ができるのではないか。とはいえ、あまりこねくりまわしてもどうかとも。
6結果レポート等作成:11月
6.1アンケート分析結果としてレポートとしてまとめる(word)
6.2上記概要版をまとめる(illustrator)
6.3議会だより、Facebook、web等で公開 別途報告会もか?
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