日々

ここを離れようとしているのですが、さて、じゃあどうするかというときに、wordpressでサイトを立ち上げるという案があったのですが、まあそれもこの時代面倒だなと、wordpressでつくると、アップデートしていかないととのこともあり。

で、N.K君に相談してみると、noteかStudioが良いとのこと。ふむふむ。webならStudioですが、今更こういった静的なwebがわたしにいるのかなともおもい、noteの方がよいかなと今は考えています。

ただ、どうも写し巡礼地の今後の動きを現在模索しているのですが、もしも全国ネットワークといったことになれば、そのときはStudioなんかでwebがいるのかなーとも。まあ、そこまでたどり着くのかは不明ですが。もう、組織をつくるのはちょっと時代にあわないしたいへんだけかなとも。ゆるゆるとしたネットワークならよさそうですが。

ということで、Studioはまた有料プランとかあるので、noteにしこしこと載せてみようかなと思っています。さすがにwordからの変換もあったりして、注釈もどうなるのかなと思ったり。とはいえ、学会論文をそのまま載せるのも芸がないので、載せるとしてもその前段に今からふりかえっての説明?コメントを載せてみようかなと。イントロとして。で、著作権もあるから、学会pdfはリンクをはって、引用などはそちらをと某先生がしていたことにしてみようかな。

悩みは、写し巡礼地関係がいまは一番とりくんでいるので、そこ関連だけのものにするのか、あるいはすべてをごちゃっと載せるのか。まあ、マガジン?で整理すればよいのか。

noteだとちょっとは反応もあるから、もしかしたら、怒濤の分野拡散型なので、どこにヒットするのかわかりませんが、その面白さはあるのかも。

ここは、いきつけの立ち飲み屋さんにて。せんべろセットあり。カツオ100円だった!。奥にあるのは、いつも食べる絶品のレバ刺し。ここのがいちばんうまい。


今年の6月の和歌山再調査、10月の北播磨再調査では、GoProを頭につけて、ミニチュア霊場を調査しました。動画でなら、巡礼路の魅力がつたわるかなとも。30年前の調査時には、時間距離をはかるために、当時のヘッドマウントccdカメラをつけて腰にデッキをつけて撮影したこともありました。うーん、当時のテープを廃棄してしまったので、もったいないことでした。

それはともかく、今年撮影した分はフル動画がまずはあり、それはやはり長いので、どうショートにするか。Filmoraは議会動画のときに自身でも購入したので持っていますが、まあこれをいちいち編集するのはちょっと無理かなと。すると、GoPro附属のQuickというアプリがあって、そこで自動編集がありました。※実はFilemoraのアウトプットにもハイライト動画を自動作成機能があるのですが、Quickの方がいろんなフィルターもかかって楽しいので、これを使うことに。自分で編集するとどうしても石仏(札所)ばかりになるところですが、自動なので、適当に選んでくれるのが面白いなと。

ということで、サイトにいくつか公開を始めました。


プレミアムプランにしたんだけれども画像がアップできない。画像アップロードまでいくのですが、そこから画像が隠れて埋め込むボタンが表示されない。。。。どうしたら。

Edgeでもやってみたけれど、できない。スマホのchromeではログインすらできない。。。

いやはや、ここもちょっと問題ですねえ。もうamebaもやる気なさそうだし。うーむ。はやく移転していればよかったです。さあ、どうするかな。


問い合わせをしたら、すぐ返答がきて、ブラウザの倍率を変えたらとのこと。はい。できました。すみません。初歩的ミス。

これは、兵庫県の北播磨へ行く途中の道の駅温泉のところで、食べた地鶏丼?だったかな。まあしかし、もうどこもランチは1000円超えですなあ。。。いつも図書館から行く食堂は650円だけど、がんばれるのか?



このたび、拙著『写し巡礼地の社会学―ミニチュア霊場の構造と変容』(岩田書院)を上梓する運びとなりました。 

写し巡礼地に関する単著を出版することは、20年ほど前から思い描いていたことではありますが、なかなか時間と踏ん切りがつかずにおりました。 しかしながら、このままでは裏山にひっそりとたたずむミニチュア霊場が忘れ去られてしまうのではという危機感もあり、ようやく出版に至った次第です。 

 以下、紹介文と目次です。

【岩田書院webより】 四国八十八ヶ所や西国三十三ヶ所を身近な場に代替する空間としてつくられた霊場を「写し巡礼地」と呼び、それは国内外に多数存在する。本書では、とくに石仏を並べてつくるミニチュア霊場を取りあげ、環境計画を専門とする著者が30年以上調査を続けてきた北播磨・和歌山・江戸・大和郡山、そしてハワイの事例を対象として、詳細なデータに基づき分析。宗教民俗の視点はもとより、造園学・社会学・環境学などの観点から光を当てることで、日本の巡礼史・空間史において魅力的な対象である写し巡礼地(ミニチュア霊場)の現状を考察し、その保全と再創を目指す。図表多数。 


【主要目次】 

Ⅰ ミニチュア化された写し巡礼地の時空・様相

第一章 ミニチュア巡礼地の空間体験構造 

第二章 集落の「共演空間」としてのミニチュア巡礼地 

第三章 ミニチュア巡礼地の成立プロセス

 Ⅱ 写し巡礼地の広がりと地域社会 

第四章 和歌山県下における写し巡礼地の展開と空間 

第五章 コモンズとしての写し巡礼地 

 Ⅲ 飛躍変容した写し巡礼地 

第六章 江戸における写し巡礼地の鑑賞構造 

第七章 ハワイ日系人社会における写し巡礼地の成立と変遷 

第八章 番条八十八ヶ所のイエ結合にみるコミュニティの結合効果

 Ⅳ 「写し」の構造 

第九章 「写し」の構造化

第十章 写し巡礼地における身体・空間・時間 

 Ⅴ 写された巡礼地の行方 

第十一章 写されたシナリオの正統性獲得と更新 

第十二章  写し巡礼地の保全と再創


岩田書院やAmazonなどから入手いただけます。 http://www.iwata-shoin.co.jp/ 

南インドのオーロヴィルAuroville ですが、新しいチェアマンの就任依頼、かなりトラブルと問題が生起しているようです。

既に、Aurovilleの情報発信サイトも牛耳られたようなので、ちゃんとした現状の情報サイトをおさえていたのですが、url変更か無くなり、下記にありました。ご関心ある方はこちらをご覧ください。正規のAurovilleサイトは、まあ、そういうものとして見てください。

https://auroville.media/

↑上記をみると、Auroville archiveも住民の手を離れたとあります。私が以前にarchiveにこもって、過去史料や設立史料をいくつか撮影して持っているので、なにか必要なことがあるかもしれません。

いやいや、オーロヴィルの日本人、Michikoさん、Kenjiさん、友人知人のみなさん、どうされているだろうか。。。。心痛みます。が、きっとこれも進化への試練と受け止められているのかなあ。



ひさしぶりにここ記事アップしてみると、お知らせが。なにやら無料プランの制限があがるようです。ページやら画像上限が狭くなるようで、現行のままだと表示されないページや、もう画像がアップできなくなるらしい。。。

うーん。で、有料プランになると、年間1万円ぐらいらしい。ページ、画像無制限になるとのこと。うーん、とはいえ、そういったことに振り回されると、どうせ今後有料化がせめてくるので、やはりwordpress自作移行かなあ。

サーバー契約してかと。とはいえ、そんな気力があるかどうか。ダラダラしていたここも、気づけば140近い記事なので、これを移行するのも面倒だなあ。。。

となると、移行はあきらめて、過去blogとして残しておき、新しい(書く気ががあるのか?)サイトはwordpressで作るってことか。うーん、いまひとつ気が乗らない。むしろ最初に自サイトを自作していたhtml文時代がなつかしい笑。熊野古道五感マップなどもアップしていたのでか?データ保存してあったので下記が表紙。怪しすぎるな。

んー。そもそも、サイトをつくる意味があるのか自問しているので、さて、どうしたものかなと。イチからつくるぐらいなら、アウトソーシングしてつくってもらった方が早いのかもですが、巡礼遍路研究会サイトもjimdoで管理担当しているので、そちらも将来的にはwordpress移行かなと思っているので、ちょっとつくらねばかなあとも。

地方の写し霊場サイトで、しっかりきれいなwordpressで自作されているのを見ると、ああ研究会サイトももうちょっとしっかりせねばだなと思ったりもして。。。もうでもそんなの得意な方がやった方がはやいのではとも。。。。


ってことで半年ぐらい投稿があいてしまいました。まあ、生きてるのか?みたいなblogになっていますが。。。

今は、あまり依頼仕事は受けないようにしていて、断る強さ(笑)をもって、写し巡礼地などへ集中しています。出版社さんも決まり、ということで、単著の原稿リライトにいそしんでおります。前blogに書いたように、データの更新と、図表の作り直しをしています。

30年前に描いた図では、アナログで描いた図をスキャンしたというものすごいものもあったりして、それはコンバートできないので、新たに描いています。また、どうにも若気の至りで、ごちゃごちゃと描いた図も多いので、年齢相応笑に、スッキリとしたシンプルな図表に変更しています。

Excel2003は無事に動いているので、なんとかロータスデータをコンバートして、グラフもあらたに作成しなおしました。うっかり時間がたってExcel2003を忘却していて、一太郎でなんとロータスファイルを開けられるので、それで中身を確認したりしていましたが、なんともテキスト確認なので、不便きわまりなく。で、あ、っと思いだしてExcel2003を使うと便利。こんな流れです。
・ロータスデータをExcel2003で読み込む

・Excelフォーマットで保存

・wpsで読み込み、グラフとしてシンプル加工

・pdf変換

・変換したpdfファイルをillustratorで読み込んで清書加工

・jpg書きだし保存

といった手順です。まあ、時間はかかるのだけれど、綺麗にするのはまあ気持ちのよい作業ではあります。ちなみに、下記が書き直した事例。


そして、Designerで描いた図ですが、これは、オークションだったっけかなにかで、Corel Draw2021をまあまあ安く入手できたので、それをインストールしてコンバートしています。下記の流れ。

・DesignerデータをCorel Drawで読み込む

・Corel Drawで加工できればそれで。できなければai保存してillustrator保存してそっちで加工。

・jpg書きだし保存

といった感じでなんとかできています。もう花子で描いた図はさすがにあきらめかな。

いやしかし、図表とんでもない数なので、これ、いつ終われるのかな。また、写真選びもその後に作業として待っています。うー長い道のり。何冊も出している人ってどういう作業力なんだろう。

下記が書き直した事例。図にも時代性があるのかな。

写し巡礼のデータベース化プロジェクトも稼働しはじめまして、さてさてということで、嬉しい動きになっています。

と共に、過去の写し巡礼関係図データや施主データなどを再生させる必要が出てきました。データベース化するときに、石仏さんに必死になって読んだ金石文からの施主データなども使えたらと思っています。

そこで困ったのが、施主データですが、なんとなつかしのLotus123でした。しかも.wj2というかなりふるーいデータです。エクセルが幅をきかす前には123が著名でしたので。しかも、昔はマイクロソフト嫌いだったので笑。

どうやってこのデータを読むのかとあれこれ検索していますが、どうにも難しいよう。そこで、むかーしのnotePC winXP!<動いている! を立ち上げてみました。現在のエクセルやwps、riberofficeでもダメでした。そしてエクセル2003でなんとか読むことができました!。面倒だけれど。

そして、Adobe Illustratorの前につかっていた図を画くグラフィックソフトは、Designerというまたマイナーなソフトでした。これまたAdobe嫌いだったので。どうにも、メジャー路線は嫌いな性格だったようで、後日苦労しますな笑。DesignerはCorelに買収されて、Corel designeになっているようです。Illusratorにやむなく移動してからはそっちが使いやすくなって、この.dsfファイルは放置。がしかーし。そのためにも古いpcを残しておいてこのソフトDesignerが入っているため(だけ)に使用。ちんたら立ち上がったwindowsXP!でちんたらファイルをあけて、エクスポートできます。。。。

いや、この遅さよ。耐えられるかな。保存データを検索したら、.dsfファイルは372あった。372の図を全部変換するのに、このスピードは耐えられん。。

さらに。このふるーいnotePCが今日立ち上げたら、再起動を繰り返してたちあがらない。。。。さすがにメモリあたりやファンあたり、さらには起動ファイルあたりが問題かなあ。んんー。分解してファン掃除やメモリ交換もできなくはないけど、なんだかする気がおきない。。。労多くして何とか的な匂いがプンプンする。近くの修理ショップに持ち込もうかとも思ったけれど、うーん、意外に請求されたら、そこまでお金をかける意味があるかどうか。。。

気を取り直して、現在のnotePC win11環境でなんとかできないかを模索。そもそも、古いpcでできても、怖くてネット接続しないので、物理的メモリを介してデータをやりとりする予定。これまた面倒である。

まずは、Corel designerは最新版が30日体験DLできるのでしてみる。おおー。感動である。Designerでは、「ページ」という概念があって、illustratorには無いので、コンバートしてどうなるかなと思ったら、なんと丁寧にillustratorの同一画面に複数ページとしてできました。おー偉い。しかも、速い!。これは使える!なんとか30日以内に372ファイルをコンバートするかなあ。いや、そんなに使ったらすぐに使用上限があって買え買えってアナウンスがありそうだけれど、できるかな。Corel designerソフト欲しいけれど、買うと10万円超えはさすがに、メインソフトでもないしアカデミックでもないし。。。

そして、問題のLotusである。Lotusは現在会社も存在しないのだが、その「Lotus最終版をwin11で使えています」という情報もあった。が、ちょっと製品版を購入してインストールするのは怖いので、「エクセル2003」をヤフオクで買ってみることに。500円ぐらい笑。「win11でもoffice2003を使えます」という情報があるので、そこに賭けてみる。ライセンスキーはあるようだが、これがどうなっているのかがやや不安だが、まあやってみよう。もしもwin11上で稼働したら、エクセル2003上で.wj2は読み込めるので、何とかなりそうではある。

その昔、高い値段で買っていたoffice2003をあらためて、購入するってねえ。残しておけばよかった、といっても、なかなかそこまで未来は読めなかったなあ。

あ、もはや現在のnoteにCDドライブがないんで、どうインストールするかな。いやーこれまた面倒。。。


http://sekainookiku.jp/


授業でも江戸時代の糞尿リサイクルを紹介していたので、それが映画になったというので、見に行ってきた。

まあしかし、白黒とはいえ、すごい生理的な五感にうったえる映画でした。4Dとかでやったらどうだろう笑。なんでも、レビューをみると、途中で気持ち悪くなって中座するひとがいるとか。「ちゃぷちゃぷ」とか、「ドボン」「びちゃ」っていう音が脳内に白黒とはいえ、カラー化して投影プロジェクションするんでしょうなあ。

ただ、若い方々はべんつぼやらぼっとん便所を見たことなどはないだろうから、どこまで脳内再生がされるかは、どうなんでしょうかな。私はむしろインドでよく見たかなあ。

こういう映画を「五感にうったえる映画」とはまったく言わないんですね。ちなみに、「五感」は、「五感による至高の体験」といった感じで、プラスイメージでばかり使われているようです。ふむ。

この映画と共に、実際の糞尿を発酵させて肥料にしていく過程を実地することができれば、実は発酵するとそんなに臭くなくなるということも体験できるんじゃないかなあ。「臭い」というイメージだけが際限なく増幅するということになるかと。そこまで描いて欲しかったな。

あとは、できれば、おわい人の社会構造もあると良かったのに。2人だけで江戸中の糞尿を処理しているわけではなく、そこにはたくさんのおわいにんとその組合ヒエラルキーがあるので、そこもあるともうちょっと重厚な処理フローが見えたんじゃあ。まあ、エンタメとはあいいれなかったのかもですが。

衛生学の授業で、唾とか尿、便とか「なぜ身体の一部だったものが身体からいったん離れると汚く認識されるのか」という問いがあった。自己と他者との境界とはなにか。「便移植」って他者を受けれるってことか。ま、身体がどこまで自分のものなのかも怪しくはなってきているけれど。

おすすめのような、そうでもないような、まあ、五感に訴える映画ではあります。

近藤隆二郎(2023): 写し巡礼地における模倣と再創─写し巡礼地の保全に向けて─, 巡礼遍路研究, 8, 56-77

ということで、『巡礼遍路研究』8号が送られてきました。時系列的には、昨年6月に高野山で発表したものですが、その後10月に愛媛大で発表した論文がその後になるので、ちょっと引用関係が無い2論文ですが、どちらも出版されました。機会をいただきまして、ありがとうございます。

この論文にも論点として書いたのですが、全国写し巡礼地データベース化をしようと動いております。あれこれ、関係者・関係機関と連絡をとりつつ、今年からできれば動かしたいと思っています。なにせ、想定では、国内に4000ぐらいはあるのではと推定されるので、今から手がけないとと。巡礼研究者の先達先生方が何人も挫折してきたものを、参加型のプラットフォームでできないかと構想しています。

なにせ、私自身が欲しいのです笑。どこに行っても、写しはあるので、まわりたいのですが、行くたびにネットで調べたりしてふらふら行くということしかできず。今はネット情報がけっこうあるので、助かっていますが。できるだけ全国をまわりたい!。現在でも、写し八十八ヶ所をめぐっている数は、国内一?かどうかわかりませんが、各地の様式や様相をみてまわりたいなと思っています。とくに、山道にもあるので、体力があるうちに、できるだけ巡ってみたいなと。カラダでの体験。

国外には、ハワイ、台湾、中国、ブラジル(?未)、にあるようです。ハワイについても、論文一報を執筆しただけで、もうちょっと詰めたいですし、関連論文もけっこうでてきたので、さらに論考したいし、現地調査も長らく行けていないので、その後も気になります。ラワイ大師堂は元気かなあ。




さて、写し巡礼の単著を書くべく、過去の論考をならべて見ているのだが。。。いやはや、下記のように多種多様なものが写し巡礼関係でもあるのだが、昨年までなんと17年間も書いていなかったことになる。。。サボりすぎ。そして、初期のものをあらためて読むと、まあしっかり調査分析しているところや、論考が甘いところなどなど。手をいれていかねば。

なにより、工学系学会と社会学系学会や巡礼系学会などそれぞれに書いているので、トーンが違うところがある。理系的学会で巡礼を発表するとなると、やはりデータ分析や図表が多いので、どうにも分析的になるし、文系的な学会雑誌だと、論考が多くなる。

そのあたり、どうバランスをとって一冊にできるかなあ。ってことで、若き頃に傾倒していた上田篤先生の鎮守の杜書籍をとりよせてみる。阪大環境工の学科の先生でいらっしゃったので、授業も受けたりしたけれど、そのおもしろさにふれる前に別大学へいかれてしまったなあ。海辺の聖地とか、うーん、トーンを吹き込まれていたのかな。

写し巡礼関連研究論文一覧
①近藤隆二郎(2023): 写し巡礼地における模倣と再創─写し巡礼地の保全に向けて─, 巡礼遍路研究, 8, 56-77
②近藤隆二郎(2023): 写し巡礼における身体・空間・時間, 四国遍路と世界の巡礼, No.8, 14-25
③近藤隆二郎(2006): 写されたシナリオの正統性と更新,「コモンズをささえるしくみ-レジティマシーの環境社会学-」(宮内泰介編著),新曜社, 82-107.
④近藤隆二郎(2005): ハワイ日系人社会における写し巡礼地の成立と変遷, ランドスケープ研究, 68(5) 435-438
⑤近藤隆二郎(2003): 紀北の地域的巡礼地,「街道の日本史35-和歌山・高野山と紀ノ川-」(藤本清二郎・山陰加春夫編著),吉川弘文館, 206-219.
⑥近藤隆二郎(1999): コモンズとしての写し巡礼地, 環境社会学研究, 第5号, 104-120.
⑦近藤隆二郎(1999): バナーラスにおける水のゆくえ, 季刊文化遺産-特集インドの建築伝統-, 99.4, 59-61.
⑧近藤隆二郎(1998): 和歌山県下における地域的巡礼地の展開過程と空間構造,ランドスケープ研究 61(5), 465-470.
⑨近藤隆二郎(1997): 北播磨のミニチュア巡礼地の成立プロセス, ランドスケープ研究60(5), 561-566.
⑩近藤隆二郎・日下正基(1996): 番条八十八ヶ所のイエ結合にみるコミュニティの結合効果,ランドスケープ研究 59(5), 117­-120.
⑪近藤隆二郎(1995): 江戸における写し霊場の鑑賞構造,ランドスケープ研究 58(5), 161-­164.
⑫近藤隆二郎(1993):北播磨のミニチュア巡礼地における空間体験構造に関する研究, 造園雑誌 56(5), 247­-252.
⑬近藤隆二郎・盛岡通(1993): 集落の「共演空間」に関する研究-北播磨のミニチュア巡礼地-,環境システム研究, Vol.21, 249­-256.


今までの書籍は下記のような感じで、共著ばかりです。『自転車コミュニティビジネス』と『カオダス』は、全体としてかかわりましたが、あとは分担執筆という感じですね~。まあでも、オモシロガリストっていう姿勢がわかっちゃいますな。

愛媛大学の四国遍路・世界の巡礼研究センターで昨年10月に発表させていただいたものを、論文にさせていただきました。

近藤隆二郎(2023): 写し巡礼における身体・空間・時間, 四国遍路と世界の巡礼, No.8, pp14-25

昨年から、写し巡礼研究に本格的に復帰させていただき、巡礼遍路研究に一本(6月刊行予定)、巡礼研究センター紀要に一本執筆させていただきました。

本論は、リズムの写しという概念をやや総論的に論じたものですが、迷路瞑想空間としての写し巡礼の特徴は、ややもっと具体的にしてみたいなとは思っています。時間シークエンス分析は、もっとも研究していた時期もしてみようと試みた記憶があります。Excelに時間グラフをとってみたり+シークエンス記号化も試みました。残念ながらその記録がみつからなく、また、研究室整理時に8mmDVテープも廃棄してしまったので、往時の動画データがありません。んー。画像はデジタル化保存していましたが、動画もデジタル保存しておけばよかったです。まあ、時間距離比較はしているので、そのデータを元にしてピッチやリズムを出すことは可能なので、そこでしてみるか、あるいは再度フィールドからデータを起こすか。。。

このフィールド対象の選び方も、もはやここまで来ると悩むところです。慣れ親しんだ北播磨や和歌山を再度選ぶのか、あるいは身近な長崎を選ぶのか。あるいは、特徴的なフィールドあらためて選ぶのか。

まあ、栄螺堂、お砂踏み、ミニチュア と具体的な数値化をしてみると、比較としてオモシロイかもしれません。

とはいえ、長崎近辺の写し巡礼地の基礎調査もはいっていて、こちらもなんだか沼にはまりそうで、深い宗教文化史をあたまにいれています。オモシロいけれど、深いし、"踏絵の文化"とか、「踏む」ってなんだろう。「踏む」という語にひっっかかります。