【論文】写し巡礼地における模倣と再創‒写し巡礼地の保全に向けて‒近藤隆二郎(2023): 写し巡礼地における模倣と再創─写し巡礼地の保全に向けて─, 巡礼遍路研究, 8, 56-77ということで、『巡礼遍路研究』8号が送られてきました。時系列的には、昨年6月に高野山で発表したものですが、その後10月に愛媛大で発表した論文がその後になるので、ちょっと引用関係が無い2論文ですが、どちらも出版されました。機会をいただきまして、ありがとうございます。この論文にも論点として書いたのですが、全国写し巡礼地データベース化をしようと動いております。あれこれ、関係者・関係機関と連絡をとりつつ、今年からできれば動かしたいと思っています。なにせ、想定では、国内に4000ぐらいはあるのではと推定されるので、今から手がけ...2023.05.02 00:37巡礼研究
【論文】写し巡礼における身体・空間・時間愛媛大学の四国遍路・世界の巡礼研究センターで昨年10月に発表させていただいたものを、論文にさせていただきました。近藤隆二郎(2023): 写し巡礼における身体・空間・時間, 四国遍路と世界の巡礼, No.8, pp14-25昨年から、写し巡礼研究に本格的に復帰させていただき、巡礼遍路研究に一本(6月刊行予定)、巡礼研究センター紀要に一本執筆させていただきました。2023.04.18 00:33巡礼研究
「インテグラル・ヨーガ」→「インテグラル心理学」→「ティール組織」昨年からちょっと、Aurovilleの研究会に誘われており、放置していた過去史料資料などをふりかえりつつ考察しておりました。どうにも難解魑魅魍魎な対象であるのですが、ある方の講演より、「ティール組織」を導いたウィルバーがオーロビンドに影響を受けているとのことをお聞きしました。オーロビンド思想は、邦訳文も読んでみようとしましたが、なんとも難解であり、なかなか理解が難しい。なので、2001年ぐらいに論文を書いたときは、あえてコアである思想はあまりふれずにおりました。今回は、そのものの理解というよりは、「ティール組織論」から「インテグラル心理学」を読み、そしてオーロビンド思想がどう反映されているかという逆コースをたどってみようとしています...2023.03.10 00:41講演研究
1995阪神大震災後原稿「新しい神社像創成への期待」今日は、阪神大震災の日です。そのとき、造園学会としての被災実態調査チームに参加し、神社空間を担当しました。私自身も神主家系なので、その縁も感じながら。で、下記のような原稿を書きました。せっかくなので、神社新報に提出した原稿を紹介しておきます。実際掲載されたものは、仮名遣いなど直されていましたが、原稿の方が読みやすいのでこちらをば。あと、学会発表のOHPを画像で載せておきます。当時なので写真は直貼りだったみたいで、データになくすみません。写真はネガなので、デジタル化してあるかなー。うう。近藤隆二郎(1995): 新しい神社像創成への期待, 神社新報. 1995.11.6.近藤隆二郎(1995): 14その他のオープンスペースの被災...2023.01.17 03:50研究
【発表】写し巡礼における身体・空間・時間そういえば、10月末に愛媛で発表したものをアップしていませんでした。巡礼遍路研究会に続くものです。こちらが、空間論に寄ったもので、現在原稿としてまとめております。ハワイの写し巡礼の資料・史料を寄贈しようかとご連絡したことから、下記センター胡所長先生とのお付き合いができ、その関係でシンポジウムで発表する機会をいただくことができました。ありがとうございます。※誰やねんって思われるので、最初にまた自己紹介的スライドいれています笑。愛媛大学 四国遍路・世界の巡礼研究センターシンポジウム 2022.10.29当日は、かつて巡礼研究会でご一緒していた小嶋先生とも久しぶりにお会いしてご挨拶することができました。また、愛媛大学副学長として挨拶にきた...2022.12.18 12:39巡礼講演研究
空間論への再帰…写し巡礼空間論へ前職の大学を退職する際に、保持していた四千冊ぐらいの本をほとんど中古市場に出して、ちょっと必要なものだけを残していたのだけれど、写し巡礼の空間論をまとめるにあたって、再度入手して読み直している。幸い、県立図書館、市立図書館、大学図書館が近くにあるので、借りてきて読むことができる。ベルクやトゥアンなどなど、学生院生時代にはまっていた本である。うーん、おもしろい。リゾームも出てきた(なつかしい)。とはいえ、この時代の理論なので、その後の理論的発展がどうなっているのか、こういったやや古典に属するものに依拠してよいのかどうかは、ちょっとどうかなとも思うのだけれど、まあ論文というのは、そういう意見コメントも受けられることかなと。感覚としては、...2022.11.03 04:20巡礼講演研究
いつまでも学ぶモエンジョダロ遺跡やマチュピチュ遺跡の国際共同調査につれていっていただいた楠田哲也先生が、どうされているかなとちょっと調べてみたら、なんと、放送大学で文学修士課程で、文学修士論文を執筆されていた。おそらく、70歳近くではなかろうかと思うのだが。環境工学の分野では大物としてものすごいセンセイなのだが、世界遺産に同行させていただいたときも、とってもにこやかに穏やかで、若僧のわたしにも「センセイはすごいなー」とか、「さすがだねー」とかおっしゃっていただいた。興味関心がすごく、腰はひくく、なんでも吸収しようとする姿勢はすごかったです。であるからこそ、工学の大物先生を修士として放送大学の先生も指導できたんでしょうねえ。すごい。そして、先生と学...2022.09.16 03:58日々研究
【発表】第8回巡礼遍路研究会発表「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」先日、高野山大学で開催された第8回巡礼遍路研究発表会において、「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」と題して発表してきました。学会研究会発表はやや久しぶりで、いつものように盛りだくさんであったので、時間オーバーしてしまいました。コメントや発表後のやりとり等でも、「まちづくりとしての価値はなにか」「資料史料のシェアをどうしていったらよいか」などありました。また、故田中智彦先生や田中博先生のこともご存知の方もいて、「あの先生たちを継ぐ研究ですか?」とも言われました。うーん。地理学の先生方なので、空間分析あたりは類似しているかもしれません。「継ぐ」という意識はあまり畏れ多くてありませんが、もちろん参考にしたり、田中智彦...2022.06.20 00:54巡礼講演研究
「写し巡礼」の新書を!一昨日の講演は少人数でしたが、ひさびさにお話させていただきました。自己紹介などをお聞きいただく中で、別テーマでもしてほしいということになったので、今度は4月にまた「五感と身体を基点とする参加型環境まちづくり」というテーマで講演させていただく予定となりました。長崎でも現場ができるとうれしいなと思っています。という一方で、時間があるうちに「写し巡礼」の研究を再起動させようとしています。滋賀時代にはほとんどできなかったのですが、和歌山時代に研究調査をしていました。工学系からの写し巡礼の研究はほぼ無く、総論的なものもまだありません。そこで、できれば新書として出版したいなという願いもあります。各地に残る「写し巡礼」ですが、どういう意味があって...2022.01.21 02:55巡礼研究
【全文】長崎圏域における自転車関連政策の課題と方向性について ー“サイクルナガサキ”を目指してーちょっと身辺にあれこれあって、更新滞っております。またご報告いたします。さて、サイクルナガサキのレポートができたので、40部だけ印刷し、県下全首長さん宛てに送付いたしました。担当部署宛に送る方法もありますが、トップが目にしていると担当の方も動きやすいのではと。あと、二輪組合さん、スポーツコミッションさん、ROUTEさんと樂編集部、長崎新聞さん、シンクながさきさんに送らせていただきました。いくつかのサイクルショップさんにも送ろうかなとも思ったのですが、ちょっとお邪魔かもなので。pdfの全文はこちらからダウンロードできます。また、テキストベースでここに貼り付けてもよいのですが、画像や参照があって、これ逆に読みにくいかなと思い、ページ画像...2021.09.12 01:39自転車研究実践
長崎圏域における自転車関連政策の課題と方向性について ー“サイクルナガサキ”を目指してーさてさて、なんとかやっと提言書をまとめることができました~。下記のような構成になっております。1. 長崎(地域住民)にとっての自転車ー“サイクルナガサキ”ーとはなにか1.1. 長崎だからこその自転車文化の掘り起こしと活かし1.2. ナガサキサイクリストの掘り起こし1.3. 市民参画の仕組みを2. 県下共通の取組とコーディネートが必要2.1. 誰がイニシアティブを握るのか-まちづくりとの連携2.2. 県下共通のサイクルマップ/デザインを2.3. “サイクルナガサキ”のデザインを3. ライフステージごとの施策体系が必要3.1. 人間の成長とともにある自転車施策3.2. 自転車教育と地域ホスピタリティの必要性3.3. 高齢社会における自転...2021.08.30 01:44自転車パタン・ランゲージ研究