ミニチュア巡礼地動画チャンネル開設!今年の6月の和歌山再調査、10月の北播磨再調査では、GoProを頭につけて、ミニチュア霊場を調査しました。動画でなら、巡礼路の魅力がつたわるかなとも。30年前の調査時には、時間距離をはかるために、当時のヘッドマウントccdカメラをつけて腰にデッキをつけて撮影したこともありました。うーん、当時のテープを廃棄してしまったので、もったいないことでした。それはともかく、今年撮影した分はフル動画がまずはあり、それはやはり長いので、どうショートにするか。Filmoraは議会動画のときに自身でも購入したので持っていますが、まあこれをいちいち編集するのはちょっと無理かなと。すると、GoPro附属のQuickというアプリがあって、そこで自動編集があり...2025.10.24 23:52巡礼
『写し巡礼地の社会学―ミニチュア霊場の構造と変容』を出版しましたこのたび、拙著『写し巡礼地の社会学―ミニチュア霊場の構造と変容』(岩田書院)を上梓する運びとなりました。 写し巡礼地に関する単著を出版することは、20年ほど前から思い描いていたことではありますが、なかなか時間と踏ん切りがつかずにおりました。 しかしながら、このままでは裏山にひっそりとたたずむミニチュア霊場が忘れ去られてしまうのではという危機感もあり、ようやく出版に至った次第です。 以下、紹介文と目次です。【岩田書院webより】 四国八十八ヶ所や西国三十三ヶ所を身近な場に代替する空間としてつくられた霊場を「写し巡礼地」と呼び、それは国内外に多数存在する。本書では、とくに石仏を並べてつくるミニチュア霊場を...2025.10.17 06:07巡礼著書
図表の書き換え作業中ってことで半年ぐらい投稿があいてしまいました。まあ、生きてるのか?みたいなblogになっていますが。。。今は、あまり依頼仕事は受けないようにしていて、断る強さ(笑)をもって、写し巡礼地などへ集中しています。出版社さんも決まり、ということで、単著の原稿リライトにいそしんでおります。前blogに書いたように、データの更新と、図表の作り直しをしています。30年前に描いた図では、アナログで描いた図をスキャンしたというものすごいものもあったりして、それはコンバートできないので、新たに描いています。また、どうにも若気の至りで、ごちゃごちゃと描いた図も多いので、年齢相応笑に、スッキリとしたシンプルな図表に変更しています。Excel2003は無事に...2024.03.08 06:13巡礼図解
【論文】写し巡礼地における模倣と再創‒写し巡礼地の保全に向けて‒近藤隆二郎(2023): 写し巡礼地における模倣と再創─写し巡礼地の保全に向けて─, 巡礼遍路研究, 8, 56-77ということで、『巡礼遍路研究』8号が送られてきました。時系列的には、昨年6月に高野山で発表したものですが、その後10月に愛媛大で発表した論文がその後になるので、ちょっと引用関係が無い2論文ですが、どちらも出版されました。機会をいただきまして、ありがとうございます。この論文にも論点として書いたのですが、全国写し巡礼地データベース化をしようと動いております。あれこれ、関係者・関係機関と連絡をとりつつ、今年からできれば動かしたいと思っています。なにせ、想定では、国内に4000ぐらいはあるのではと推定されるので、今から手がけ...2023.05.02 00:37巡礼研究
単著を書く。。。さて、写し巡礼の単著を書くべく、過去の論考をならべて見ているのだが。。。いやはや、下記のように多種多様なものが写し巡礼関係でもあるのだが、昨年までなんと17年間も書いていなかったことになる。。。サボりすぎ。そして、初期のものをあらためて読むと、まあしっかり調査分析しているところや、論考が甘いところなどなど。手をいれていかねば。なにより、工学系学会と社会学系学会や巡礼系学会などそれぞれに書いているので、トーンが違うところがある。理系的学会で巡礼を発表するとなると、やはりデータ分析や図表が多いので、どうにも分析的になるし、文系的な学会雑誌だと、論考が多くなる。そのあたり、どうバランスをとって一冊にできるかなあ。ってことで、若き頃に傾倒し...2023.04.20 07:14巡礼著書
【論文】写し巡礼における身体・空間・時間愛媛大学の四国遍路・世界の巡礼研究センターで昨年10月に発表させていただいたものを、論文にさせていただきました。近藤隆二郎(2023): 写し巡礼における身体・空間・時間, 四国遍路と世界の巡礼, No.8, pp14-25昨年から、写し巡礼研究に本格的に復帰させていただき、巡礼遍路研究に一本(6月刊行予定)、巡礼研究センター紀要に一本執筆させていただきました。2023.04.18 00:33巡礼研究
長崎四国八十八ヶ所めぐり2023年の4月3日~6日と、長崎四国八十八ヶ所めぐりへ参加させていただきました。長崎圏の写し巡礼も調査したいなと思って、とはいえ本格的にはサーベイせずに、ふとみかけたものを写真にとったりしていたのですが、今回はめぐりがあるというので参加してみました。いつも孤独な調査で石仏をめぐっているので、集団でのおへんろは久しぶりです。ちゃんと毎日ご住職や先達さんがいて、般若心経から御詠歌、真言を唱えながらめぐるというのは、なかなか久しぶりで新鮮でした。ああ、声を出すって大切だなと。お接待も各所でいただきまして、ああ、ありがたいなと。この縁でまた来年出会いたいなとも。また、巡礼ってそういえば信仰であったなとあらためて再認識をしました。4日間で八...2023.04.14 06:30巡礼
【発表】写し巡礼における身体・空間・時間そういえば、10月末に愛媛で発表したものをアップしていませんでした。巡礼遍路研究会に続くものです。こちらが、空間論に寄ったもので、現在原稿としてまとめております。ハワイの写し巡礼の資料・史料を寄贈しようかとご連絡したことから、下記センター胡所長先生とのお付き合いができ、その関係でシンポジウムで発表する機会をいただくことができました。ありがとうございます。※誰やねんって思われるので、最初にまた自己紹介的スライドいれています笑。愛媛大学 四国遍路・世界の巡礼研究センターシンポジウム 2022.10.29当日は、かつて巡礼研究会でご一緒していた小嶋先生とも久しぶりにお会いしてご挨拶することができました。また、愛媛大学副学長として挨拶にきた...2022.12.18 12:39巡礼講演研究
【講演】自転車×巡礼から考えるビワイチの可能性 ―「同行二輪」―ということで、輪の国びわ湖さんから依頼されて、「輪学」としてお話をさせていただきました。まあ、創立者で前会長ということでもあるんですが。以前、徳島大のオンライン講演で輪の国のみなさんに見つかり、そこから依頼ということになりました。私が滋賀を離れてからビワイチは、ナショナルサイクルルートになったり、ビワイチ推進室や条例ができたりと、どんどんと発展していっているので、まあ今さら私がなにか言えるかなとも思いましたが、「巡礼」研究者でもある視点から考えてみようとして、徳島大のときのものを50分ものに再構成してお話してきました。前半には、藤本会長のサンティアゴ巡礼サイクリングのお話もたいへん興味深く、それを受けてのものでした。何かのヒントにな...2022.12.16 05:49巡礼講演自転車
空間論への再帰…写し巡礼空間論へ前職の大学を退職する際に、保持していた四千冊ぐらいの本をほとんど中古市場に出して、ちょっと必要なものだけを残していたのだけれど、写し巡礼の空間論をまとめるにあたって、再度入手して読み直している。幸い、県立図書館、市立図書館、大学図書館が近くにあるので、借りてきて読むことができる。ベルクやトゥアンなどなど、学生院生時代にはまっていた本である。うーん、おもしろい。リゾームも出てきた(なつかしい)。とはいえ、この時代の理論なので、その後の理論的発展がどうなっているのか、こういったやや古典に属するものに依拠してよいのかどうかは、ちょっとどうかなとも思うのだけれど、まあ論文というのは、そういう意見コメントも受けられることかなと。感覚としては、...2022.11.03 04:20巡礼講演研究
【発表】第8回巡礼遍路研究会発表「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」先日、高野山大学で開催された第8回巡礼遍路研究発表会において、「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」と題して発表してきました。学会研究会発表はやや久しぶりで、いつものように盛りだくさんであったので、時間オーバーしてしまいました。コメントや発表後のやりとり等でも、「まちづくりとしての価値はなにか」「資料史料のシェアをどうしていったらよいか」などありました。また、故田中智彦先生や田中博先生のこともご存知の方もいて、「あの先生たちを継ぐ研究ですか?」とも言われました。うーん。地理学の先生方なので、空間分析あたりは類似しているかもしれません。「継ぐ」という意識はあまり畏れ多くてありませんが、もちろん参考にしたり、田中智彦...2022.06.20 00:54巡礼講演研究
自転車×巡礼=「日本再来巡礼」ということで、今晩、徳島大サイクルツーリズム講座で発表した内容画像です。10分だったので、駆け足になりました。もちょっと項目ごとにゆっくりお話できたらよかったのですが。まあでも、あらためてこうして考えると、けっこうサイクルツーリズムのコンセプトデザインのもっと可能性と物語の必要性を再認識しました。ビワイチももっと聖地化できるはず。2022.06.10 14:47巡礼講演自転車