長崎×自転車×計画

さてさて、議員活動とは別にも活動×研究を開始していて、現在は長崎県内の自転車活用計画について調べています。自転車分担率の低い坂の町ながさきというイメージがあって、どうなのかと思っていたら、国交省が舵取りになって県でも計画を策定しています。県担当者さんに状況をお聞きしつつ、県内市町村の計画などを調査しています。コラム依頼もあるし笑。

既に策定しているのが、南島原市、大村市、五島市であり、新上五島町が現在策定中です。長崎市はー。坂でむずかしいかなあ。

ざっと、計画は見ているのですが、どこも道路課建設課が中心です。ですが、観光部門、環境部門、健康部門、教育部門などにもかかわるものであって、そのあたりの横断的なつながりがむずかしいところでもあります。滋賀にいたときも同様の難しさも実感してきました。

そのれらをつなぐために、「プラスサイクル」という概念やサイクルマンダラ、サイクルパタンなどを提案してきたものです。滋賀県は「プラスサイクル推進協議会」という名称になりました。

その当時の議論から考えると、長崎県下の計画はまだまだハード中心であって、ライフスタイルまでには不十分ですね。とくに、スポーツサイクルというツーリズム系は出てきますが、ママパパチャリや幼児用自転車が無いですね。また、自転車の概念も拡張してきて、電動サイクルからタンデムやカーゴバイクなども。そららをふまえつつ、長崎における自転車とはどういったものが特徴的で、何がキーになるのかを考えていく予定です。坂についても、「サカバカ」と呼ばれる坂好きなサイクリストもいますしね。健康フィットネスには、坂自転車はあるのかも。交通モードが自動化と低速化に行く中で、自転車をどうあつかっていくかが問われています。ウーバーもはじまりましたしね。

やっぱり、「島」や「海」「坂」との関係かなあ。潮サビ対策とかも地味に大変ですし。歴史的には、リヤカーなどもあったのだろうけれど。サイクルツーリズムで言えば、やっぱり「島リング」で、県内全島走破!といったコースかなあ。長距離コースをつくるとどうしてもスポーツ中心になってしまうので、それもあってもよいけれど、島リングでゆっくりと島をまわるというのが長崎にはよさそうだけれど。「サイクルシップ」を充実させるとか。サイクルツーリズム協議会に船会社ははいっているのかしらん。電車やバスやタクシーなどの交通事業者ともコラボしないと。

で、計画書をみていくと、県内市町の自転車分担率が出てきます。大村市は「県内2位なので」とうたっています。そしてでは1位はどこか?というとなんと「小値賀町」なのです!。小値賀の人はほとんど知らないでしょう。笑。

ということで、県内でもっとも自転車を使うことが多い小値賀町です。もちろん、自転車活用計画を策定する予定はありません(質問してみようかな?私に委託を笑)。でも、小値賀だからこその長崎自転車モデルが考えられそうです。超高齢社会における自転車利用がみることできますし。何より、「釣り専用自転車」がすごい!。これは一度しっかり調査ヒアリングしようと思っています。釣り道具入れに特化している自転車をみんなてづくりしています。島の暮らしと自転車と。

自転車と共に、環境関係の計画も調査予定です。環境基本計画や地球環境対策、気候変動対策など。急にSDGs云々でバタバタしているけれど、これらがどうなっているのか。そっちもかかわってきた経験があるので。

ryujirokondo's trajectory

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