[講義]環境学原論

お会いしたことはありませんでしたが、『環境学原論』の第７講「生物的弱者と経済的弱者」において、世界遺産の価値などを論じるときのメディアとして『白神山地・マタギの森の総力戦』を用いていました。このとき、鎌田孝一さんの活躍をいつも拝見させていただいておりました。まちの写真屋さんだった鎌田さん。白神山地にマタギにつれられていって、その無垢の魅力にとりつかれます。そして、道路建設が迫るなか、なんとか食い止める活動をおこします。結局、道路建設は中止され、やがて世界自然遺産にとなった物語です。もう、白神山地に飛んでいらっしゃるでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。https://webun.jp/item/7812230

資料などをあげると、どっと疲れた。いやはや、レジュメだけでも相当なボリュームであり、これを理解することと、映像を見て、考えるという作業はなかなかのものだったなあと。まあ、理解というよりは、つきさすような内容を心がけたものですが。とはいえ、感想にもあったように、「毎回が重すぎて考える余裕がありません」「他人の考えも聞いてみたい」「ディスカッションしたい」というものにはこの講義では応えられなかった。数年、web掲示板を用いて展開したこともあったけれど、この管理はなかなかに大変であったので、結局は紙でのレポート提出に戻した。今ならどうするかなあ。あと、「政治的に偏向があるので、もっと正しい内容にしてください」という意見もあった。ほおぉ、大...