【発表】第8回巡礼遍路研究会発表「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」

先日、高野山大学で開催された第8回巡礼遍路研究発表会において、「写し巡礼における模倣と再創―写し巡礼地の保全に向けて―」と題して発表してきました。学会研究会発表はやや久しぶりで、いつものように盛りだくさんであったので、時間オーバーしてしまいました。コメントや発表後のやりとり等でも、「まちづくりとしての価値はなにか」「資料史料のシェアをどうしていったらよいか」などありました。

また、故田中智彦先生や田中博先生のこともご存知の方もいて、「あの先生たちを継ぐ研究ですか?」とも言われました。うーん。地理学の先生方なので、空間分析あたりは類似しているかもしれません。「継ぐ」という意識はあまり畏れ多くてありませんが、もちろん参考にしたり、田中智彦先生には教えを請うていましたので、継ぐといえば継いでいるのかも。。。といってちゃんと継続して研究していないから怒られているでしょうが。田中博先生も国際学会等でもお世話になっておりました。そういえば、建築史などでも、いまだに写し巡礼は扱われていないかなあ。建築史や造園史をまたチェックしなければ。

あらためて、自身の巡礼研究をふりかえりつつ、今後の方向性を出したような発表ですが、論文にまとめる予定です。「すごいデータですね」とも言われましたが、うーん、といってそれをいかしきれてもいないので、どう社会に還元していけるのかを考えたいと思っています。

全国巡礼データなどは、自転車書き込みマップの取組などが参考になるので、これまた、自転車の経験と巡礼とが重なる部分もありそうです。

とっても久しぶりの高野山で、あらためて弘法大師にふれることもできたことも幸いでした。

ハワイは別途区切って発表しました。みなさん興味あると思うので。あー時間切れ。

ryujirokondo's trajectory

このサイトは、独立研究者近藤隆二郎の研究や思考、 実践などについてご紹介するページです。

0コメント

  • 1000 / 1000