いつまでも学ぶ

モエンジョダロ遺跡やマチュピチュ遺跡の国際共同調査につれていっていただいた楠田哲也先生が、どうされているかなとちょっと調べてみたら、なんと、放送大学で文学修士課程で、文学修士論文を執筆されていた。おそらく、70歳近くではなかろうかと思うのだが。

環境工学の分野では大物としてものすごいセンセイなのだが、世界遺産に同行させていただいたときも、とってもにこやかに穏やかで、若僧のわたしにも「センセイはすごいなー」とか、「さすがだねー」とかおっしゃっていただいた。興味関心がすごく、腰はひくく、なんでも吸収しようとする姿勢はすごかったです。であるからこそ、工学の大物先生を修士として放送大学の先生も指導できたんでしょうねえ。すごい。

そして、先生と学会などでもよく話す機会があったのだが、「あなたしかできないことをやりなさい」という言葉をいただきました。行政委員会の委員長などが膨大になって、もう忙しすぎて研究ができないという情けない愚痴をきいていただいたときに。にこっとされて、「1回失敗すればいいよ(二度と依頼は来ないから)」ともこっそり言われました。確かに行政委員会は、無難にこなしてしまうので、とんでもない発言をするとあのセンセイはやばいという評価がつたわれば、行政委員会から呼ばれなくなりますね。なかなかその勇気がなかったんですなあ。

わたしにしかできないことをやったきたのだろうか、ということは今でもずーと悶々と繰り返し反芻しています。誰もができることをやってきたような気もするし。ってことで、巡礼に戻っています笑。そういえば、昔、工学博士とともに、巡礼で文学博士もとれないかなと思ったこともありましたなー。環境工学科の先生で工学博士と医学博士をもっている教授もいてすごいなと思いましたが。工学と文学・・・・なかなかいないか笑。

パキスタンのモヘンジョダロ遺跡は洪水でだいじょうぶだろうかと案じています。

楠田先生にいただいた写真に私が写っていました。現地のヒト??

ryujirokondo's trajectory

このサイトは、独立研究者近藤隆二郎の研究や思考、 実践などについてご紹介するページです。

0コメント

  • 1000 / 1000