2022.05

『イベント計画・演習』という演習講義を担当していました。3回生の講義でしたが、最後に実際に現場でエコイベントを実践するというものでした。イベント企画計画論の講義とともに、各人による企画プレゼンをして相互評価をした上で、チームを形成して最終イベントに臨みます。いつも、授業の関係で、7月上旬にあるイベントを探したり依頼されたりして、実践の場を設定していました。これだけのエコイベントを受講生のみなさんが考えて実践してくれたので、全部眺めるとなかなか壮観ですね。実は、『エコイベント・マニュアル実践』的な本として紹介しようかとも思っていました。企画する前に、それまでにイベント事例を配布していたので、重ならないように多様性が生まれるようにしてい...

というわけで、イラストを担当させていただきました。歌野杳さんの10年越しの本になります。とってもおもしろい内容ですし、貴重な生活の技術の記録になっております。ちょっとでもご協力できて嬉しいです。表紙にも裏表紙にも！。私自身が、プロパーの研究者として給料までもらっていながら出せていなかった単著を、こうやって在野でもある方が、思いで出されるということは、なんとも頭の下がる気持ちです。杳さんの調査のときからちょっと相談を受けたこともありますが、なんていうか、院生などを指導するのとはまた違う角度でした。私たちは、“学会”や“既存研究”を重視して、そういう学問上の発見や知見を重視してしまいます。でも、杳さんは違いました。そんなところに意味を見...